しあわせの径~本とアートと音楽と

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街角のアートギャラリーのリアル動画がなごみます

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YouTubeに、街角の展覧会会場内をただただ歩きながら録画して、リアルな会場(作品とざわめき)を紹介してくれるチャンネルがいくつかあります。

街角の歩道を向いた一枚の狭いドアを抜けると、広い会場がその先にあって、多くの人で込み合っています。その街角とは、NYが主なものでアメリカ西海岸やロンドンやパリも相当します。

私は、そういうYouTubeをBGMのように流してリラックスしたり作業をしたり読書をしたりしています。

上の画像は、先日偶然見つけた草間彌生の1959年の作品で、動画をスクショしたもので解像度はよくないですが、雰囲気は伝わると思います。62年前の彼女の作風は、こんな感じだったようですが、調べてみると例の網の目のような作品群もこのころから描きはじめているようです。

京都で日本画の修業をしていた草間は、旧態依然とした男社会の日本画壇に失望し、紆余曲折を経て1957年にNYを活躍の拠点とします。

上の作品がなぜ展覧会に掲げられていたのかよくわかりませんが、どなたかのコレクションの展示だったり、あるいは作品の持ち主がオークション業者への出品を意図して展示したのかもしれません。

オークションにかけられたとしたら、億単位の価格になると思います。この作品は、いまはお金の持ち合わせがありませんが(実は軽々しくNYへ行けるお金もありませんが)、私も入札したいと思う作品です。

ということで、YouTubeで紹介される展覧会場の一例を紹介しますとこんな感じです。

作品が置かれているのブースに世界各地から画廊(ギャラリー)が設営をして、持ち込んだ作品を掲げています。作品紹介カードには、作品の値段が書かれているものもあり、傍らのデスクにいる空気のような存在の画廊のスタッフに声をかけて絵を買ったり作者のことを訊いたりできるのだろうと想像できます。

あるいは、特定のギャラリーや作家の個展のような展覧会場もあり、会場はさながらパーティー会場のような雰囲気で、旧交を温めている風の人たちがあちこちで立ち話をしています。

ということで、コロナ禍のさなかでも、世界各地でギャラリーは開催されているようです。日本でも気軽に入れるギャラリーがあれば楽しいだろうなと思いますが、わが国の街角の高級画廊は、冷やかしを排除しているのか敷居が高く感じます。経済的にも心の問題でも日本がもっと豊かな国になれば、良い作品の取引も活発になることだろうと思われます。

 

www.youtube.com

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