しあわせの径~本とアートと音楽と

読書、アート、音楽、映画・ドラマ・スポーツなどについてさくっと語ります

地球は大きな「てぶくろ」のような素晴らしい星なのです

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今朝、ベッドの中でぐずぐずしているときに見たTwitterが以下のもの。

Hiroko Bannai🐭🕊@hiroko_bannai
本屋さんで、絵本「てぶくろ」と「おおきなかぶ」が隣で並んでいた。本屋さんの想いが伝わった。

恥ずかしながら、この「本屋さんの想い」が私には伝わらなくて、このツイートのリプライを見てなるほどと理解できました。この本屋さんの思いが伝わる人たちばかりが連なっていまして、この国の人たちの懐の深さにまず感心・感動しました。

冒頭の画像は、リプライにアップされていたまた別のどこかのウィンドウに並べられた「てぶくろ」「おおきなかぶ」です。

下はどなたかのリプライで、まるで私に向けたつぶやきなのでした(ありがとう)。
くわけん@S_WorksKennichi
『おおきなかぶ』ロシア民話。
『てぶくろ』ウクライナ民話。
『手袋を買いに』新美南吉作。
いずれも母によく読んで貰いました。

そもそも、わたしは絵本「てぶくろ」自体をまったく知らなくて、あとで家族にも知っているのか訊いてみようと思いますが、新見南吉の「手袋を買いに」と一瞬勘違いまでしていましたからトホホなおっさんでございます。

「おおきなかぶ」は大昔から知っていて、作画が佐藤忠良だと知ってこのブログの記事にしたこともありますし、最近孫のMが保育園の発表会で「おおきなかぶ」の一員になるミュージカル劇を動画で楽しんだばかりです。でもロシアの民話だということも、忘れてしまっているか初めから知らなかったようです。

私は他人より50年以上周回遅れで、ウクライナの民話「てぶくろ」に関するあらすじや動画などを観て、ほっこりとした朝でありました。

「てぶくろ」(1965年 福音館書店)は、「いないないばぁ」(1967年 童心社)、「ぐりとぐら」(1967年 福音館書店)、「はらぺこあおむし」(1976年 偕成社)、などと並ぶ絵本のベストセラーでもあるそうです。他の3冊は知っていましたが...。

「てぶくろ」はまさに大きな手袋のような包容力のある小さな物語で、いいろいろ想像力を掻き立てられるエンディングです。森に帰った動物たちは、次に出会ったときは手袋の思い出を共有していて懐かしい再会になるのでしょうね(うるうる)。

どんな民話でも童話でもいいし、何度でも同じ物語でもいいし、作り話でもいいので子どもたちに聞かせてやれば、やさしい人になってくれそうです。

このウクライナの短い民話に、今出会えたことに感謝したいと思います。

地球は大きな「てぶくろ」だということがみなわかれば、素晴らしい星になると思いましたとさ。