しあわせの径~本とアートと音楽と

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藤井竜王と渡辺名人の高性能PC/AMDのCPU「RYZEN」搭載

上は、藤井聡太五冠が契約したAMDAdvanced Micro Devices, Inc.アメリカの半導体企業)の広告画像です。

これについて日本将棋連盟は、
日本将棋連盟所属の藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖)は、日本AMD(米国本社:米カルフォルニアサンタクララ、会長兼CEO:リサ・スー)と2022年9月から広告契約を結ぶこととなりました。》と短い告知を出しています。
https://www.shogi.or.jp/news/2022/09/post_2167.html

 

藤井がはじめてタイトルを取った2年前に、「世界でいちばん会いたい人」ってどなたなんでしょうか?という記者の質問に

《「あ、ハイ…。(米国の半導体メーカー)AMDのCEOでいらっしゃるリサ・スーさんに…。2、3年前に自分がAMDの『RYZEN』(CPU=コンピュータの頭脳部)を使っていることに対してのツイートをしていただいて、かなりうれしかったので。一度はお会いしたいなあと思っています」》と答えたこともあったのか、まだ会ったこともない藤井聡太とリサ・スーは相思相愛の関係になっていたようです。

藤井聡太は自作のPCで、AMDのCPUを活用しているようです。そのCPUのお値段が50万円もするとして数年前に話題になりましたが、彼の自作PCは、50万円のCPUを含めて部品代で80万円くらいしたそうです。ただ、自分で組み立てたので、費用は部品代だけで済んだようです。

藤井の使っているCPUはライゼンの高性能(Ryzen Threadripper 3990X)なものだそうで、彼はPCを組み立てるのは楽しい趣味のようなもので、それを仕事(将棋の研究)に役立てていることも素晴らしくて、80万円の価値はあろうかというものです。

この藤井仕様と同等のPCを組み上げたものを購入すれば130万円くらいするそうで(渡辺明名人談)、私のライゼンの廉価版が入っているノートPCが20台も買えるお値段になります。

こんな高額の130万円のPC。一般人の私には必要ないものですが、今後将棋界で長く生きていくつもりの将棋棋士ならこれくらいの投資はすべきだと思います。「宅配便をするために新車の軽ワゴンを買う」とか「ゴルフのプロになるためにクラブを特注でそろえる」と同等のことではないでしょうか。

いまや将棋や囲碁の世界では、AIを使って研究をしている人が間違いなく強くて、とりわけ中盤までの深い研究にAIが必要とされるという事実は覆しようがないようです。

もともと才能のある天才たちでさえも、AIによる研究と日常生活の節制という努力をして才能をキープしているのです。

ちなみに私もダウンロードしている将棋AIは、もっとも実力と信頼性のある「水匠」という将棋ソフトで、無償で提供してくださる奇特なお方がいてプロも愛用しているようです。

渡辺名人(画面右)のPCのスペック等。左は「水匠」開発者の杉村達也弁護士。

ということで、日本将棋連盟様におかれましては、まもなく完成する東京と高槻の新将棋会館には、奨励会の若者たち専用の高性能のPCをそれぞれ少なくとも10台くらい配備して、将棋界の底上げのための環境を作っていただきたくお願い申し上げます。

 


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