サイゼリアには名画か掲げられているそうですが、上の名画を見てツイートをした方がいて話題になっています。
◆ありま 🐴重版決定!📚🧵 @arimama_umauma
サイゼで見た絵のタイトルが知りたい。「今日完全に服装ミスった、肌寒いわ〜カーディガンほしいわ〜」って話してる天使とご婦人って感じの絵…本当はどんなシーンを描かれているのかかなり気になる
このお方、刺繍作家でイラストレーターのようですが、「今日完全に服装ミスった、肌寒いわ〜カーディガンほしいわ〜」という想像力が愉快で、5.5万ものいいねがついていました。
でそのつぶやきにリプライされたのが下のものです。
失礼します、フラ・アンジェリコの受胎告知でしょうか? pic.twitter.com/MbbHM0OynE
— なちこと4歳のポケモントレーナー (@nachiko1218) 2022年9月24日
これにも、2.7万いいねがつきました。
フラ・アンジェリコ 「受胎告知」 プラド美術館、マドリード
製作年 1435年頃 寸法 154 cm × 194 cm
新約聖書ルカによる福音書 1:26-39 の受胎告知は古くから多く絵画化されていて、有名なところでは、ウフィツィ美術館(フィレンツェ)のダ・ヴィンチ作、大原美術館(倉敷)のエル・グレコ作の「受胎告知」があります。
かつて、印象派より古い時代の絵画にはあまり興味がなかった私ですが、下のダ・ヴィンチの「受胎告知」を知ってその意識を変えました。
天使ガブリエルがマリアの前にひざまずいて受胎告知をするポーズがなんともカッコよくて、2人の間の取り方も完璧で、いつ何度見ても飽きない名作だと思います。
しかし、「今日完全に服装ミスった、肌寒いわ〜カーディガンほしいわ〜」と話すガブリエルとマリアも(この名画も知っていましたが)今までの感じ方と違ってきて大好きになったきょうこの頃であります。
『ルカによる福音書 26-33』
『六ヶ月目に、御使いガブリエルが、神から使わされて、ナザレというガラリヤの町の一処女のもとにきた。この処女はダビデ家の出であるヨセフという人のいいなづけになっていて、名をマリヤといった。御使いがマリヤのところにきて言った、「恵まれた女よ、おめでとう、主があなたと共におられます」。この言葉にマリヤはひどく胸騒ぎがして、このあいさつはなんの事であろうかと、思いめぐらしていた。すると御使いが言った、「恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです。見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい。彼は大いなる者となり、いと高き者の子と、となえられるでしょう。そして、主なる神は彼に父ダビデの王座をお与えになり、彼はとこしえヤコブの家を支配し、その支配は限りなく続くことでしょう」。』