大谷翔平がエンゼルスの今期最終戦に登板し、残り1イニングに迫っていた投手としての規定投球回数に達し、MLB史上初の規定打席と規定投球回数を達成しました。
【NHKニュース速報 05:22】
大谷翔平選手シーズン規定投球回に到達 規定打席と同時は今の大リーグで初めて
私は何としてもこの記録を達成してほしかったので、とてもうれしい記録達成でした。天晴!!!
この記録は、大谷でさえも再度達成するのは難しい記録だと思いますので、素晴らしくてとてつもない記録を達成しました。アッパレ!!!
大谷の2022年度の最終成績は以下のとおりでした!
投 15勝9敗 166回、219K、防2.33
打 586打数160安打、34本塁打、95打点、90得点、打率,273
ちなみに、今季MLBで規定投球回数に達した投手は現時点でア・リーグ22人、ナ・リーグ22人です。MLB全30チーム中わずか44人しかいません。NPB(日本プロ野球)では、現時点でセ・パ合わせて19人です。
蛇足ではありますが、規定投球回や規定打席に到達できる選手は、シーズンを通して先発ローテーション入りできる投手か、シーズンを通してレギュラーポジションで使ってもらえる一流選手である必要があるわけですが、大谷はその両方を満たしている選手だということです。しかも、彼はMLBの選手なのです。
ア・リーグのMVPは、準三冠王で62本塁打を打ったヤンキースのアーロン・ジャッジが受賞すると思いますが、昨年の大谷のように満票でMVPを獲得するとは思いませんし、その一角を大谷が崩して、さらになにか特別賞をもらうかもしれませんね。
大谷は、来期の年棒を42億円(今期の5倍の金額)で単年度契約したようですが、鈴木誠也が5年の複数年契約で100億円(年20億円)ですから、まだまだ「お買い得」な選手だと言えましょう。
ただ、NPB時代の日ハムファイターズやエンゼルスは、大谷の二刀流を認めてくれたおかげで今の大谷翔平が存在するわけですから、年棒の多寡の問題ではないと言えます。
もし大谷が、日ハム入団を拒否して(実際拒否しそうでした)、たとえばNYヤンキースに入団していたとしたら、結局二刀流は許されず、普通の5番打者か、先発ローテの4番手くらいの投手のどちらかになっていたと思われます。要するに「年棒30億円やるから、打者か投手かのどちらかを選択せよ」ということになっていたと思います。
それを思うと、「MLBでの二刀流」はなんという夢が実現されたのだろうか、という思いでいっぱいで、大谷ファンはファイターズやエンゼルスに感謝すべきなのでしょう。
余談ですが、タフな体力で足が速くて強い球を遠くに投げられて頭の良さそうな大谷なら、シーズンオフはNFL(プロのアメリカンフットボール)でクォーターバックでも務まるのになあと、超人大谷はまた違った夢も見させてくれます。
ということで、ア・リーグのMVPというようなスケールを超えて、MLBでかつてない大きな偉業を達成し、それにまた挑戦できる資格を持つ、いわば超MVP的選手が大谷翔平だということなのであります。