5年近く前、「ともぐい」で直木賞作家となった河崎秋子の「土に贖う」という素晴らしい小説を読んだ時に「ハッカ油」を知りました。
小説は、北海道のかつての大産業、札幌の養蚕(絹)、根室のミンク(毛皮)、渡島の大島のオオミズナギドリ(羽毛)、江別のブルトン(改良農耕馬)、野幌のレンガなどと並んで北見のハッカ油の生産者たちの美しくて貧しくて悲しい物語が詰まった短編集でした。
その数年後、山歩きが好きな人のYouTubeを見ていたら、手製の虫よけスプレーに「ハッカ油」を使っていて、その作り方も教えてくれたことをきっかけに「ハッカ油」を使い始めました。
上の画像はわが家の虫よけスプレー素材です。
画面左から、ハッカ油(200ml)、無水エタノール(500ml)、精製水(500ml)、スプレーボトル(50ml用・アルコール使用可のもの)
◆虫よけスプレーの作り方
①ハッカ油5~10滴、無水エタノール10ml、をスプレーボトルに入れよく混ぜる。
②ボトルに精製水や水道水90mlを加えよく混ぜる。
これで完成です。
ハッカ油は天然100%のものですが、原液を直接肌に使用せず(取扱注意)、まずエタノールで良く溶かして水で希釈します。
使用用途によってハッカ油の使用量を変えたり、液が傷まないために、小さいスプレーボトルで使用することをおすすめします。
虫よけ以外にも、消臭・防臭(デオドラント)効果もあり、清涼感のあるアロマ効果も期待できます。
私は、短時間の植木の水やりの際に、蚊よけのために長袖のシャツや帽子や靴下にスプレーを振りかけます。手の甲がよく刺されますので、手の甲には直接スプレー液を塗り、その手のままで首回りをさすります。市販の虫刺され除けよりコスパは高いと思います。
他には、消臭のためにキッチンやトイレや玄関先に使用します。
コロナ禍ではマスクをしてウォーキングをしていましたので、出かける前にマスクの外側に軽くスプレーしていました。
また、家の近くの道路に時々落ちている犬のふんが目に留まったら、ワンちゃんには罪はないのですがマナーの悪い飼い主よけに使っています。(ワンちゃんがハッカの匂いを避けてくれる効果は不明ですが...)
妻は、私が作ったスプレーを菜園仕事用に持ち歩いています。
わが家のハッカ油は3年前に大容量の物を買ったので、まだ4分の1くらいしかなくなっていません。
もっと小さいものを買えばよかったのですが、3年経ってもハッカの効果は変わっていませんので、もう少しまめにいろいろ使ってみる必要があるようです。
以下、このハッカ油のAmazonのカスタマーレビューから抜粋
◆防虫とアロマの二刀流
◆台所洗い場、ゴミにプッシュしてます。
◆夏は害虫が怖いので、屋外、玄関周り、室内とたっぷり使えます。
◆ただし、全ての虫に対して有効とまではいきませんでした
◆網戸やサッシにまんべんなくスプレー
◆スプレーボトルは『ポリスチレン以外』
◆希釈したものをベランダに噴霧してから、カメムシがこなくなりました。
◆靴の中に履き終わったらプッシュ
◆トイレの匂い消しにスプレーして使用。
◆春先は花粉症がつらい時に
◆こうもり除けと虫除けに購入。
◆ゴキブリが嫌いな匂いにミント
◆重曹にハッカ油を混ぜて置くのも虫よけ&消臭
◆ゴキブリ対策にもなるみたい
◆寝室で枕やタオルケットなどに振りかけて使っています
◆網戸にプシュー、ゴミ袋にプシュー
以上