しあわせの径~本とアートと音楽と

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熱き阪神タイガースファンのクールな夏2025

わが阪神タイガースは、8月に入っても順調に勝星を重ねています。今夜の広島戦のナイターは雨で中止となりましたが、チームにとっては良い休養になるかと思います。

ところで、阪神の打線、とりわけ1番から5番までの上位打順を打つ5人衆の充実ぶりは特筆すべきものがあります。(上が参考データ)

打順の上位5人は、阪神のここまで消化した試合数104のうち、近本、中野、森下が104試合、佐藤と大山が103試合出場とフル回転の活躍です。要するにケガで離脱する選手がいなかったということですし、下位打線を構成する選手もけが人はほとんどいないというのがまず第一の特徴です。

そして、上位5人の合計安打数が560、同じく四死球が227(これ偉い)で、合計787となっています。これは、104試合で上位打線の5人が787回も塁に出たことを表していて、1試合平均で7.5回も上位5人のだれかが塁上にいるていうことになります。

しかも5人の盗塁数の合計が55回ですから、前の塁を55回も盗んでいて、送りバントが35(中の飲みの記録)ですから相手チームからすれば手の施しようのない打線ということになります。

その結果、5人がホームベースを踏んだ数(得点)は、260点で、1試合平均で2.5点を数え、1試合の平均失点(チーム防御率2.00)を上回っています。

5人が固定で、この数字を残していますから良き「打線」のサンプルのような阪神打線であります。

1985年に日本一になったタイガースの打線は、130試合で219本のホームランを打ったダイナマイト打線でしたが、今年の阪神のここまでは、打線上位5人の走・攻・守の能力は突出していて、加えて投手力(先発も二番手以降の防御率もエグイ)が抜きんでていて、チームの総合力は過去に例を見ないハイグレードなチームといえましょう。

このままの調子でけが人が出ないまま、秋のシリーズでも本領を発揮してほしいと願っています。

ということで、全国に散らばる多くの熱きタイガースファンの夏は、クールに推移しているのでした。すばらしい