しあわせの径~本とアートと音楽と

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クマさん(篠原勝之)が描いたカッコいいポスター

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先日、yahooニュースだったかでゲージツ家のクマさんこと篠原勝之(80)の話題が載っていましたが、昔書いた私の別のブログ記事にも少しアクセスがありました。ここに再掲します。
 
【再掲】
昨夜の「なんでも鑑定団」に、李麗仙が劇団「状況劇場」のポスターを持ってきた。横尾忠則シルクスクリーンのポスターが2枚で、「腰巻お仙」のポスターが300万円、「ジョン・シルバー」のポスターが200万円。鑑定額は合計で500万円だった。印刷ではない一点一点刷ったシルクスクリーンだし横尾だし、そんなもんでしょ。
 
状況劇場の入場料が400円の時に、そのポスターは1000円で売ったのだと李麗仙は番組で言っていた。これは1960年代のお話し。
 
さてその状況劇場で、70年代にポスターを描いていたのがクマさんこと篠原勝之(1942-)。
 
私はクマさんの「夜叉綺想」のポスターを、10年前(2005年)にこのブログで紹介した。横尾のポスターを見てそのことを思い出し、他の作品も探してきて再度ご紹介。
 
画像、左上から右へ
「夜叉綺想」(1974)、「唐十郎版 風の又三郎」(1974)、
「糸姫」(1975)、「唐版 俳優修行」(1977)。
 
失礼ながら、クマさんの風貌とこのポスターのカッコよさがミスマッチだが、ゲージツ家の面目躍如というべき作品群である。説明無用のカッコ良さである。
 
クマさんは、今年(2015年)「骨風」で第43回泉鏡花文学賞を受賞したという。老いてなお多方面で活躍中なのである。