NHKの大河ドラマ「光る君へ」。家族が録画して見ているのをその横でながら視聴しています。
ご存知、紫式部が主人公の2024年大河ドラマですが、大河史上最も古い時代を扱ったものと思っていたら、もっと古いものがあったようでした。
〈48年前の1976(昭和51)年。夜8時からNHK大河ドラマの第14作『風と雲と虹と』が放送スタートしました。
舞台は平安時代中期。律令体制の崩壊とともに地方の豪族たちが「武士」として台頭した時期を舞台とし、その先駆者である平将門の生涯が1年間に渡って描かれました。
人気のある戦国時代や幕末期を扱った作品が多いことで知られる大河ドラマ史上で唯一、全話が西暦3ケタ台という最古の時代が舞台となっており、この作品に続くのが、この1月7日(日曜)に放送スタートする、同じく平安時代中期を舞台に紫式部が主人公となる第63作『光る君へ』ということになります。〉
なんだそうです。
ところで劇中で、四人の青年貴族「四納言(しなごん)」が印象的です。
〈四納言とは、平安時代中期一条天皇の時代に活躍した4人の公卿(源俊賢・藤原公任・藤原斉信・藤原行成)の称。藤原斉信が大納言、他の3名が権大納言まで昇ったことからこの称がある。「寛弘の四納言」とも言う。〉のだそうです。
源俊賢を本田大輔、藤原公任を町田啓太、藤原斉信を金田哲、そして藤原行成を渡辺大知が演じます。
藤原行成(972年-1028年)は、過去に「書」に関する私の記事に登場した「日本三跡(三蹟)=小野道風・藤原佐理・藤原行成」のうちの一人です。行成の書の現物を何度か目にしたことがありますが、ひとことで言うと紛れもない「千年前の天才」であります。
大納言まで上り詰めた出世頭の藤原斉信(967-1035)を演じるのが吉本の芸人はんにゃの金田哲(かなだ さとし)。
この配役が決まったことを金田本人に伝えるサプライズもののYoutubeを何かの偶然で10か月くらい前に見ました。
この時まで私は金田哲もはんにゃも全く知らなかったのですが、このYoutubeを見て、これはお公家さんができる上品な風貌の芸人だと思いました。実際、藤原斉信役を好演していて立派なものです。
吉本の舞台ではどんな芸風の芸人なんでしょうか、その他にも彼のYoutubeチャンネル動画を見ましたが、カリスマ性のある好青年だと感じました。
ということで、彼の念願だったというNHKの大河ドラマに出演が決まった時のナマの驚きと喜びの感動動画を下に貼り付けましたのでお楽しみください。
「光の君へ」を楽しんでいる妻にも、昨日この動画を見せてやりました。
私たちの人生でこんな喜びがあっただろうかと思い返してみましたが、あったようななかったようなそんな今日この頃でありました。