しあわせの径~本とアートと音楽と

読書、アート、音楽、映画・ドラマ・スポーツなどについてさくっと語ります

今週の書評本 全92冊(2024年 2/19~2/25 掲載分 週刊9誌&新聞3紙+クロワッサン)

毎週日曜日は、この一週間(2/19~2/25)に週刊誌や新聞などの書評に取り上げられた旬の本を紹介しています。書評内容については各誌・HPなどをご覧ください。

今週の書評本

*表示凡例
掲載された媒体: 発行号数 掲載冊数
書籍タイトル 著者.編者 出版社 税込価格 書評掲載回数回以上のもの)

サンデー毎日「遠回りの読書」: 3/3 号 2 冊
楽天の日々 古井由吉 草思社文庫 1,650
にがにが日記 岸政彦、齋藤直子 新潮社 2,200

女性自身「今週の本」: 3/5 号 4 冊
二人キリ 村山由佳 集英社 2,310
言葉人形 ジェフリー・フォード短篇傑作選 ジェフリー・フォード 東京創元社 3,300
戦争語彙集 オスタップ・スリヴィンスキー 岩波書店 2,200
あっぱれ! 日本の新発明 世界を変えるイノベーションブルーバックス探検隊、産業技術総合研究所 講談社 1,210

女性セブン(今週号はお休み)

週刊現代「日本一の書評」: 2/24・3/2 号 6 冊
秘密の花園 朝井まかて 日本経済新聞出版 2,200
ウイルス学者さん、うちの国ヤバいので来てください。 古瀬祐気 中公新書ラクレ 924
みどりいせき 大田ステファニー歓人 集英社 1,870
スカウト目線の現代サッカー事情 イングランドで見た「ダイヤの原石」の探し方 田丸雄己 光文社新書 1,056
すくえた命 太宰府主婦暴行死事件 テレビ西日本 塩塚陽介 幻冬舎 1,870
北辰の門 馳星周 中央公論新社 1,980

週刊ポスト「ポスト・ブック・レビュー」: 3/1 号 10 冊
みどりいせき 大田ステファニー歓人 集英社 1,870
奔流 コロナ「専門家」はなぜ消されたのか 広野真嗣 講談社 1,980
戦後政治と温泉 箱根、伊豆に出現した濃密な政治空間 原武史 中央公論新社 2,200
暗殺 赤川次郎 新潮社 1,815
警官の酒場 佐々木譲 角川春樹事務所 1,980
森雪之丞自選詩集 感情の配線 森雪之丞 開発社 2,750
東京の台所 大平一枝 毎日文庫 1,100
あなたが殺したのは誰 まさきとしか 小学館文庫 990
軍務局長 武藤章 岩井秀一郎 祥伝社新書 1,320
凡人のためのあっぱれな最期 古今東西に学ぶ死の教養 樋口裕一 幻冬舎新書 1,056

週刊新潮「Bookwormの読書万巻」: 2/29 号 12 冊
みなさんのおかげです 木梨憲武自伝 木梨憲武 小学館 2,200
小説 ゴルフ人間図鑑 江上剛 日刊現代 1,650
革命の血 柏木伸介 小学館 2,200
戦後政治と温泉 箱根、伊豆に出現した濃密な政治空間 原武史 中央公論新社 2,200
人間は老いを克服できない 池田清彦 角川新書 990
正義の弧(上・下) マイクル・コナリー 講談社文庫 各1,012
「がん」はどうやって治すのか 科学に基づく「最良の治療」を知る 国立がん研究センター ブルーバックス 1,320
蛇にピアス 金原ひとみ 集英社文庫 528
京都で、きもの修行 55歳から女ひとり住んでみて 秋尾沙戸子 世界文化社 1,760
情報哲学入門 北野圭介 講談社選書メチエ 1,980
50歳からの読書案内 中央公論新社中央公論新社 1,650
東京漫才全史 神保喜利彦 筑摩選書 2,310

週刊文春「文春図書館」: 2/29 号 10 冊
ジェンダー・クライム 天童荒太 文藝春秋 1,870
錠剤F 井上荒野 集英社 1,980
こんな世の中に誰がした? ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために 上野千鶴子 光文社 1,760
ザ・ロング・サイド ロバート・ベイリー 小学館文庫 1,320
検察官の遺言 紫金陳 ハヤカワミステリ文庫 1,232
「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか 林(高木) 朗子、加藤忠史 講談社ブルーバックス 1,210
三十九階段 ジョン・バカン 東京創元社 1,980
熊本かわりばんこ 吉本由美、田尻久子 NHK出版 1,980
最強の恐竜 田中康平 新潮新書 902
ロゴスと巻貝 小津夜景 アノニマ・スタジオ 1,980

週刊エコノミスト(今週号はお休み)

週刊東洋経済「話題の本」: 2/17 号 6 冊
世界のエリートが学んでいる 教養書必読100冊を1冊にまとめてみた 永井孝尚 KADOKAWA 2,970
消えた核科学者 北朝鮮の核開発と拉致 渡辺周 岩波書店 2,200
ハッキング思考 強者はいかにしてルールを歪めるのか、それを正すにはどうしたらいいのか ブルース・シュナイアー 日経BP 2,420
ビジネスエリートが知っている 教養としての発酵 村井裕一郎 あさ出版 1,650
夜行列車盛衰史 ブルートレインから歴史を彩った名列車まで 松本典久 平凡社新書 1,100
n番部屋を燃やし尽くせ デジタル性犯罪を追跡した「わたしたち」の記録 追跡団火花, 米津篤八他 光文社 2,640

朝日新聞: 2/24 朝刊 15 冊
BLANK PAGE 空っぽを満たす旅 内田也哉子 文藝春秋 1,760
ジャズピアノ その歴史から聴き方まで(上・下) マイク・モラスキー 岩波書店 4,510、5,060
私たちはいつから「孤独」になったのか フェイ・バウンド・アルバーティ みすず書房 4,620
奔流 コロナ「専門家」はなぜ消されたのか 広野真嗣 講談社 1,980
政治と政治学のあいだ 政治学者、衆議院選挙をかく闘えり 大井赤亥 青土社 2,420
ケアの倫理 フェミニズムの政治思想 岡野八代 岩波新書 1,364
嫉妬論 民主社会に渦巻く情念を解剖する 山本圭 光文社新書 946
女子鉄道員と日本近代 若林宣 青弓社 2,640
アガサ・クリスティー とらえどころのないミステリの女王 ルーシー・ワースリー 原書房 3,520
グラフィック・ビートルズ 松田行正 牛若丸 3,960
幻のレコード 検閲と発禁の「昭和」 毛利眞人 講談社 2,310
回想 市民運動の時代と歴史家 1967-1980 和田春樹 作品社 3,520
ミヒャエル・コールハース チリの地震 他一篇 クライスト 岩波文庫 1,001
ナイン・ストーリーズ J.D.サリンジャー 河出文庫 891
イギリス人の患者 マイケル・オンダーチェ 創元文芸文庫 1,320

毎日新聞: 2/24 朝刊 8 冊
働き方全史「働きすぎる種」ホモ・サピエンスの誕生 ジェイムス・スーズマン 東洋経済新報社 3,080
規則より思いやりが大事な場所で 物理学者はいかに世界を見ているか カルロ・ロヴェッリ NHK出版 2,200
おかしゅうて、やがてかなしき 映画監督・岡本喜八と戦中派の肖像 前田啓介 集英社新書 1,485
限界分譲地 繰り返される野放図な商法と開発秘話 吉川祐介 朝日新書 957
増補 近代の呪い 渡辺京二 平凡社ライブラリー 1,760
錦繡 宮本輝 新潮文庫 649
偶発的ルネッサンス少女 さわぐち けいすけ 朝日新聞出版 1,320
西行 歌と旅と人生 寺澤行忠 新潮選書 1,760

読売新聞: 2/25 朝刊 11 冊
大学入試の共通試験改革をめぐるポリティクス 中村恵佑 東京大学出版会 7,920
「地域包括ケア」の落とし穴 介護の大転換が自治体を破綻に追い込む 濱田孝一 花伝社 1,980
書くことの不純 角幡唯介 中央公論新社 1,760
照子と瑠衣 井上荒野 祥伝社 1,760
パッキパキ北京 綿矢りさ 集英社 1,595
それでも政治を擁護する デモクラシーが重要な理由 マシュー・フリンダース 法政大学出版局 4,400
権力を読み解く政治学 羅芝賢、前田健太有斐閣 2,640
漂流する日本企業 どこで、なにを、間違え、迷走したのか? 伊丹敬之 東洋経済新報社 2,640
耳は悩んでいる 小島博己 岩波新書 1,056
韓国の国防政策「強軍化」を支える防衛産業と国防外交 伊藤弘太郎 勁草書房 3,960
日本の都市100年地図 100年前の全国100都市詳細地図集 今尾恵介 河出書房新社 19,800

クロワッサン「BOOK」: 3/10 号 8 冊
をんごく 北沢陶 KADOKAWA 1,980
ファラオの密室 白川尚史 宝島社 1,650
創元SF文庫総解説 東京創元社編集部 東京創元社 2,420
呪いを解く者 フランシス・ハーディング 東京創元社 4,070
タスキ彼方 額賀澪 小学館 1,980
青椒肉絲の絲、麻婆豆腐の麻 新井一二三 筑摩書房 1,760
再出発整理 心地良い居場所とお金のつくり方 山﨑美津江 婦人之友社 1,760
私の「結婚」について勝手に語らないでください。 クァク・ミンジ 亜紀書房 1,760 

以上

NETFLIXでドラマ「殺人者のパラドックス」を楽しみました

Netflixで久しぶりに韓国ドラマを鑑賞しました。

タイトルは殺人者のパラドックスという8話からなるNetflixのオリジナルドラマでした。

プロットがスリリングで予測不能な展開で面白くて、1話が50~60分でしたから、あっという間の8話でした。

「殺人者のパラドックス」のあらすじ
平凡な毎日に飽き飽きしている大学生のイ・タン(チェ・ウシク)。授業も真面目に受けず、夜中までゲームに明け暮れ、コンビニバイトも遅刻気味でやる気はなく、ただなんとなく生きていた。そんな何も起きない毎日にうんざりしていたタンは、ひょんなことから殺人を犯してしまう。都合よく証拠がなくなり、捜査は難航していたが、勘のいい刑事のチャン・ナンガム(ソン・ソック)は、タンが怪しいと狙いを定める。ナンガムがタンの周囲を捜査し始めると、また殺人が起こり……。

 

主演のチェ・ウシクは、私の初の韓国映画鑑賞となった「パラサイト 半地下の家族」の家庭教師役を演じていて、その後、私の大好きなキム・ダビと共演をした映画「The Witch 魔女」とドラマ「その年、私たちは」を通じてファンになりました。

もう一人の主演で刑事役のソン・ソックも、私はファンで、「サバイバー: 60日間の大統領」と「D.P. -脱走兵追跡官」で個性的な演技が魅力的でしたが、本作でもますます個性が際立っていました。

私はあまり男の俳優が好きになることはないのですが、チェ・ウシクとソン・ソックは例外的に好みの俳優で、彼らが共演をしていることで迷うことなく見始めました。

殺人は許されない行為であるのは言うまでもないのですが、それがパラドックス(逆説)的なエピソードに展開していく面白い構造になっているシナリオが提供されています。

その良きシナリオを受けて、良き演出とカメラワークが機能していて、私の好みの二人の俳優が、殺人者と刑事として魅力的な演技を疲労してくれます。

また、脇を固めるその他の俳優たちも主演を喰う勢いで、個性的で素晴らしい仕事をしています。

ということで、次はソン・ソックが出演している「私の解放日誌」を見てみようかと思っているきょうこの頃であります。

 

幸福小説「成瀬は天下を取りにいく」を読みました

成瀬は天下を取りにいく  宮島未奈  新潮社

小川哲の「地図と拳」の主人公細川が、私的には2023年のもっとも魅力的な登場人物でしたが、2024年のそれは、宮島美奈「成瀬は天下を取りにいく」の主人公成瀬あかりに決定しました、早くもこの時期にです。

本書は6編からなる短編小説で、女子中学生から女子高生に至るまでの成瀬あかりを彼女の周辺の人たちなどが一人称で成瀬を語ります。(最終編は成瀬による一人称です。)

物語の舞台は滋賀県の大津で、表紙のバックの建物が今はなき西武大津店で、大人になってから大津と関わり合いを持った私としては懐かしい建物です。

成瀬は中学生の頃から、実にマイペースで暮らしていますが、傍若無人にふるまう生徒ではありません。とはいえ、他人に嫌われたらどうしようかと思うことはないし、友だち作りのために控えめに接して自制することもありません。そういうマイペース人間ですから、ちょっと変人、変態と同級生の口から語られることも少なくありません。

しかし、成瀬が一人称で語る最終章では、他人の立場に立つことのできる細かい心遣いの持ち主であることも明らかになり、成瀬は他人を尊重できるマイペース人間だと判明します。

10万人に1人いるかいないかくらいの変人で、私たち世代では日本で年に20人くらい成瀬のような人間が生まれていましたが、少子化のいまは7,8人しか生まれてきませんから、めったにお目にかかれない愛すべき貴重な人物と本書で出会えます。

本書はライトな感覚ですいすい読むのに適していますが、成瀬が本書の中で吐くセリフは、私たち読み手にもビンビン届くありがたい言葉であることに気付くと、「そうか、成瀬みたいな生き方・考え方がいいな」と哲学要素を感じながらも読めるかと存じます。名付けて「幸福小説」と命名したいと思います。

中学生や高校生のみならず、その両親や祖父母にも楽しめる小説で、もちろんのこと、滋賀県内にとどまらない全国区の小説でもあります。◎

 

西武大津店

今週の書評本 全69冊(2024年 2/12~2/18 掲載分 週刊9誌&新聞3紙)

毎週日曜日は、この一週間(2/12~2/18)に週刊誌や新聞などの書評に取り上げられた旬の本を紹介しています。書評内容については各誌・HPなどをご覧ください。

今週の書評本

*表示凡例
掲載された媒体: 発行号数 掲載冊数
書籍タイトル 著者.編者 出版社 税込価格 書評掲載回数(②回以上のもの)

サンデー毎日(今週号はお休み) 
女性自身 (今週号はお休み) 

女性セブン「セブンズライブラリー」: 2/29・3/7 号 1 冊
森雪之丞自選詩集 感情の配線 森雪之丞 開発社 2,750

週刊現代 (今週号はお休み)
週刊ポスト(今週号はお休み)

週刊新潮「Bookwormの読書万巻」: 2/22 号 12 冊
成瀬は信じた道をいく 宮島未奈 新潮社 1,760
オリンピア デニス・ボック 北烏山編集室 2,750
シャーロック・ホームズの凱旋 森見登美彦 中央公論新社 1,980
ルポ 日本異界地図 行ってはいけない!? タブー地帯32選 風来堂 , 宮台真司他 清談社Publico 1,980
10歳からの言いかえ図鑑 大野萌子 幻冬舎 1,650
推しの殺人 遠藤かたる 宝島社文庫 790
正義はどこへ行くのか 映画・アニメで読み解く「ヒーロー」 河野真太郎 集英社新書 1,056
ある行旅死亡人の物語 武田惇志、伊藤亜衣 毎日新聞出版 1,760
挿絵画家 風間完和文学を輝かせ、美人画を描き続けた人生 風間研 平凡社 2,970
現代美術キュレーター10のギモン 難波祐子 青弓社 2,200
中村哲という希望 日本国憲法を実行した男 佐高信高世仁 旬報社 1,760
トヨトミの世襲 梶山三郎 小学館 1,980

週刊文春「文春図書館」: 2/22 号 10 冊
評伝クリスチャン・ラッセン 日本に愛された画家 原田裕中央公論新社 3,300 ③
1947 長浦京 光文社 2,750 ③
人間標本 湊かなえ KADOKAWA 1,870
県警の守護神 警務部監察課訟務係 水村舟 小学館 1,760
警官の酒場 佐々木譲 角川春樹事務所 1,980
手軽 あっさり 毎日食べたい あたらしい家中華 酒徒 マガジンハウス 1,650 ③
古代アメリカ文明 青山和夫 講談社現代新書 1,320
この村にとどまる マルコ・バルツァーノ 新潮クレスト・ブックス 2,365
人類学と骨 日本人ルーツ探しの学説史 楊海英 岩波書店 2,310
潜水鐘に乗って ルーシー・ウッド 東京創元社 2,970

週刊エコノミスト「Book Review」: 2/20・2/27 号 7 冊
高齢化の経済学 地方分権はシルバー民主主義を超えられるか 寺井公子, アミハイ グレーザー他 有斐閣 4,400
イギリス帝国盛衰史 グローバルヒストリーから読み解く 秋田茂 幻冬舎新書 1,540
消えた核科学者 北朝鮮の核開発と拉致 渡辺周 岩波書店 2,200
フット・ワーク 靴が教えるグローバリゼーションの真実 タンジー・E・ホスキンズ 作品社 2,970
日本一の農業県はどこか 農業の通信簿 山口亮子 新潮新書 946
やっぱり英語をやりたい! 鳥飼玖美子 幻冬舎新書 1,100
批評と生きること「十番目のミューズ」の未来 片岡大右 晶文社 2,500

週刊東洋経済「話題の本」: 2/10 号 5 冊
ルポ 歌舞伎町の路上売春 それでも「立ちんぼ」を続ける彼女たち 春増翔太 ちくま新書 990 ③
技術革新と不平等の1000年史(上・下)ダロン・アセモグル、サイモン・ジョンソン 早川書房 各3,300
財政規律とマクロ経済 規律の棚上げと遵守の対立をこえて 齊藤誠 名古屋大学出版会 4,950
デジタル社会の罠 生成AIは日本をどう変えるか 西垣通 毎日新聞出版 980
栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24 中井由梨子 幻冬舎 1,760

朝日新聞 2/17 朝刊 17 冊
まいまいつぶろ 村木嵐 幻冬舎 1,980
おかしゅうて、やがてかなしき 映画監督・岡本喜八と戦中派の肖像 前田啓介 集英社新書 1,485
疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた 近藤一博 講談社ブルーバックス 1,100
The CODE シリコンバレー全史 20世紀のフロンティアとアメリカの再興 マーガレット・オメーラ KADOKAWA 4,950
ソング&セルフ 音楽と演奏をめぐって歌手が考えていること イアン・ボストリッジ アルテスパブリッシング 2,860
日本の動物絵画史 金子信久 NHK出版新書 1,485
戦雲 要塞化する沖縄、島々の記録 三上智恵 集英社新書 1,320
山ぎは少し明かりて 辻堂ゆめ 小学館 1,870 ③
タイ飯、沼。 髙田胤臣 晶文社 3,520
豆腐の文化史 原田信男 岩波新書 1,210
百人一首 編纂がひらく小宇宙 田淵句美子 岩波新書 968
狼の義 新 犬養木堂林新、堀川惠子 角川ソフィア文庫 1,760
孤独死大国 予備軍1000万人時代のリアル 菅野久美子 双葉文庫 770
寿町のひとびと 山田清機 朝日文庫 1,155
SSSS すぎむらしんいち短編集 すぎむらしんいち 小学館 890
原田ちあき作品集 私はかわいい、絶対かわいい。 原田ちあき 玄光社 2,640
常設展へ行こう 奥野武範 左右社 2,750

毎日新聞: 2/17 朝刊 8 冊
パリの「敵性」日本人たち 脱出か抑留か 1940-1946 藤森晶子 岩波書店 2,420
古墳・モニュメントと歴史考古学 何が歴史を動かしたのか3巻 春成秀爾 雄山閣 7,040
教育投資の経済学 佐野晋平 日経文庫 1,320
わたしが誰かわからない ヤングケアラーを探す旅 中村佑子 医学書院 2,200
密航のち洗濯 ときどき作家 宋恵媛、望月優大、田川基成 柏書房 1,980
小公女 フランシス・ホジソン・バーネット 新潮文庫 737
ツユクサナツコの一生 益田ミリ 新潮社 1,980
猿の戴冠式 小砂川チト 講談社 1,760

読売新聞: 2/18 朝刊 9 冊
世にもあいまいなことばの秘密 川添愛 ちくまプリマー新書 990
国鉄鈴木勇一郎 講談社選書メチエ 2,035
日本史を支えてきた和紙の話 朽見行雄 草思社 2,090
台湾 和製マジョリカタイルの記憶 康鍩錫 トゥーヴァージンズ 2,420
体罰と日本野球 歴史からの検証 中村哲也 岩波書店 2,750
大漢和辞典」の百年 池澤正晃 大修館書店 3,740
インドの食卓 そこに「カレー」はない 笠井亮平 ハヤカワ新書 1,144
検閲官のお仕事 ロバート・ダーントン みすず書房 5,500
くらべて、けみして 校閲部の九重さん こいしゆうか 新潮社 1,260 ③ 

以上

今週の書評本 全110冊(2024年 2/5~2/11 掲載分 週刊9誌&新聞3紙+クロワッサン+ダ・ヴィンチ+サライ)

毎週日曜日は、この一週間(2/5~2/11)に週刊誌や新聞などの書評に取り上げられた旬の本を紹介しています。書評内容については各誌・HPなどをご覧ください。

今週の書評本

*表示凡例
掲載された媒体: 発行号数 掲載冊数
書籍タイトル 著者.編者 出版社 税込価格 書評掲載回数(②回以上のもの)

サンデー毎日「遠回りの読書」: 2/18・2/25 号 2 冊
ふぞろいの林檎たちV/男たちの旅路〈オートバイ〉 山田太一未発表シナリオ集 山田太一頭木弘樹 国書刊行会 2,970
大きな字で書くこと/僕の一〇〇〇と一つの夜 加藤典洋 岩波現代文庫 1,474

女性自身「今週の本」: 2/20・2/27 号 4 冊
桃太郎のユーウツ 玄侑宗久 朝日新聞出版 1,980
大盛り! さだおの丸かじり 酒とつまみと丼と よりぬき丸かじり 東海林さだお 文春文庫 1,133
いちばんの願い トーン・テレヘン 新潮社 1,760
1985年のクラッシュ・ギャルズ 柳澤健 光文社未来ライブラリー 1,518

女性セブン「セブンズライブラリー」: 2/22 号 5 冊
超人ナイチンゲール 栗原康 医学書院 2,200
ブラック・ショーマンと覚醒する女たち 東野圭吾 光文社 1,980
東京都同情塔 九段理江 新潮社 1,870
日本哲学入門 藤田正勝 講談社現代新書 1,100
山口恵以子のめしのせ食堂 こころとお腹を満たす物語と「ご飯のおとも」 山口恵以子、長船クニヒコ 小学館 1,650

週刊現代「日本一の書評」: 2/17 号 6 冊
シャーロック・ホームズの凱旋 森見登美彦 中央公論新社 1,980
東京都同情塔 九段理江 新潮社 1,870
風に立つ 柚木裕子 中央公論新社 1,980
最強の恐竜 田中康平 新潮新書 902
陰謀論はなぜ生まれるのか Qアノンとソーシャルメディア マイク・ロスチャイルド 慶應義塾大学出版会 2,970
落花生 折田洋次郎 ビッグコミック 715

週刊ポスト「ポスト・ブック・レビュー」: 2/23 号 10 冊
冬に子供が生まれる 佐藤正午 小学館 1,980
七十人訳ギリシア語聖書 箴言 付録 アリステアスの書簡 秦剛平 青土社 5,940
証言 TBSドラマ私史 1978-1993 市川哲夫 言視舎 2,750
成瀬は信じた道をいく 宮島未奈 新潮社 1,760
きらん風月 永井紗耶子 講談社 1,980
ヤバい統計 政府、政治家、世論はなぜ数字に騙されるのか ジョージナ・スタージ 集英社 2,640
アンブレイカブル 柳広司 角川文庫 858
鉄道文学傑作選 関川夏央 中公文庫 990
近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 保阪正康 文春新書 1,056
「むなしさ」の味わい方 きたやまおさむ 岩波新書 1,012

週刊新潮「Bookwormの読書万巻」: 2/15 号 11 冊
空と風と時と 小田和正の世界 追分日出子 文藝春秋 3,190
穴持たずども (ロシア語文学のミノタウロスたち) ユーリー・マムレーエフ 白水社 4,180
富山売薬薩摩組 植松三十里 エイチアンドアイ 1,980
ブッダのお弟子さん にっぽん哀楽遊行 タイ発―奈良や京都へ〈影〉ふたつ 笹倉明 佼成出版社 1,980
朝、空が見えます 東直子 ナナロク社 1,870
旅する練習 乗代雄介 講談社文庫 704
世界はラテン語でできている ラテン語さん SB新書 990
寺山修司 ぼくの青森ノオト 久慈きみ代 論創社 3,300
和田誠 映画の仕事 国立映画アーカイブ 国書刊行会 3,520
隆明だもの ハルノ宵子 晶文社 1,870
生まれ変わったらパリジェンヌになりたい 淡谷のり子早川茉莉 河出書房新社 1,760

週刊文春「文春図書館」: 2/15 号 12 冊
続きと始まり 柴崎友香 集英社 1,980
その世とこの世 谷川俊太郎、ブレイディ みかこ、奥村門土 岩波書店 1,760
紫式部と男たち 木村朗子 文春新書 990
罪人たちの暗号(上・下) カミラ・レックバリ, ヘンリック・フェキセウス 文春文庫 各1,375
テラ・アルタの憎悪 ハビエル・セルカス ハヤカワ・ポケット・ミステリ 2,530
物語思考「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術 けんすう(古川健介) 幻冬舎 1,650
ああ、ウィリアム! エリザベス・ストラウト 早川書房 2,970
完全版 創価学会 島田裕巳 新潮新書 924
余白の迷路 赤川次郎 KADOKAWA 2,420
楽園 アブドゥルラザク・グルナ 白水社 3,520
終わらない週末 ルマーン・アラム 早川書房 2,860
戦後政治と温泉 箱根、伊豆に出現した濃密な政治空間 原武史 中央公論新社 2,200

週刊エコノミスト「Book Review」: 2/13 号 7 冊
21世紀の金融政策 大インフレからコロナ危機までの教訓 ベン・S・バーナンキ 日経BP 5,280
小山さんノート 小山さんノートワークショップ エトセトラブックス 2,640
自動車の世界史 T型フォードからEV、自動運転まで 鈴木均 中公新書 1,056
「新しい国民皆保険」構想:制度改革・人的投資による経済再生戦略 田中秀明 慶應義塾大学出版会 2,970
図書館は生きている パク・キスク 原書房 2,200
東京タワーとテレビ草創期の物語 映画黄金期に現れた伝説的ドラマ 北浦寛之 ちくま新書 968
親切で世界を救えるか ぼんやり者のケア・カルチャー入門 堀越英美 太田出版 2,090

週刊東洋経済(今週号はお休み)

朝日新聞: 2/10 朝刊  14 冊
世界はラテン語でできている ラテン語さん SB新書 990
人種差別主義者たちの思考法 黒人差別の正当化とアメリカの400年 イブラム・X・ケンディ 光文社 5,500
ガーナ流家族のつくり方 世話する・される者たちの生活誌 小佐野アコシヤ有紀 東京外国語大学出版会 2,420
ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義 岡真理 大和書房 1,540
アイヌもやもや 見えない化されている「わたしたち」と、そこにふれてはいけない気がしてしまう「わたしたち」の。 北原モコットゥナシ、田房永子 303BOOKS 1,760
在日米軍基地 川名晋史 中公新書 1,210
感染症歴史学 飯島渉 岩波新書 946
色の秘めたる歴史 75色の物語 カシア・セントクレア パイインターナショナル 2,530
おわりのそこみえ 図野象 河出書房新社 1,540
風に立つ 柚木裕子 中央公論新社 1,980
人物から読む 幕末史の最前線 町田明広 インターナショナル新書 1,012
聖乳歯の迷宮 本岡類 文春文庫 990
奇譚蒐集録 鉄環の娘と来訪神 清水朔 新潮文庫 737
週末は、おくのほそ道 大橋崇行 双葉文庫 792

毎日新聞: 2/10 朝刊  7 冊
ヴェトナム 壮大な悲劇 1945-1975(上・下) マックス・ヘイスティングス 白水社 5,940,6,380
山と言葉のあいだ 石川美子 ベルリブロ 2,860
三十九階段 ジョン・バカン 東京創元社 1,980
柳田國男 菅野覚明 清水書院 1,320
ジョルジュ・サンドセレクション 別巻 サンド・ハンドブック 持田明子 藤原書店 4,620
グリーン・レクイエム 新装版 新井素子 講談社文庫 737
母の最終講義 最相葉月 ミシマ社 1,980

読売新聞: 2/11 朝刊 10 冊
ボードゲームで社会が変わる 遊戯するケアへ 那覇潤 、小野卓也 河出新書 990
インディーゲーム中毒者の幸福な孤独 ソーシキ博士 集英社 1,540
海の見える風景 早川義夫 文遊社 1,980
タイ飯、沼。 髙田胤臣 晶文社 3,520
日本の建築 隈研吾 岩波新書 1,056
西洋古典名言名句集 西洋古典叢書編集部 京都大学学術出版会 2,640
聖母の晩年 中世・ルネサンス期イタリアにおける図像の系譜 桑原夏子 名古屋大学出版会 16,500
どんマイナー武将伝説 長谷川ヨシテル 柏書房 1,870
AIガバナンス入門 羽深宏樹 ハヤカワ新書 1,100
榎本マリコ作品集 空と花とメランコリー 榎本マリコ 芸術新聞社 2,970

クロワッサン「BOOK」: 2/25 号  8 冊
八秒で跳べ 坪田侑也 文藝春秋 1,870
地雷グリコ 青崎有吾 KADOKAWA 1,925
お城の人々 ジョーン・エイキン 東京創元社 2,640
くらべて、けみして 校閲部の九重さん こいしゆうか 新潮社 1,260
無敵の犬の夜 小泉綾子 河出書房新社 1,540
夢分けの船 津原泰水 河出書房新社 1,980
ブルーノの問題 アレクサンダル・ヘモン 書肆侃侃房 2,970
東東京区区 かつしかけいた トゥーヴァージンズ 1,210

ダ・ヴィンチ  3月 号  8 冊
スーパースターを唄って。(全2巻) 薄場圭 小学館 各715
冬に子供が生まれる 佐藤正午 小学館 1,980
風に立つ 柚木裕子 中央公論新社 1,980
彷徨う者たち 中山七里 NHK出版 1,870
トラディション 鈴木涼美 講談社 1,650
ジョニ黒 永井みみ 集英社 1,760
そしてレコードはまわる ヤマモトショウ 幻冬舎 1,760
シャーロック・ホームズの凱旋 森見登美彦 中央公論新社 1,980

サライ「Book レビュー」: 3月 号  6 冊
評伝 立花隆 遥かなる知の旅へ 高澤秀次 作品社 2,970
風船ことはじめ 松尾龍之介 弦書房 2,420
深海ロボット、南極へ行く 極地探査に挑んだ工学者の700日 後藤慎平 太郎次郎社エディタス 2,090
星空をつくる機械 プラネタリウム100年史 井上毅 KADOKAWA 2,640
古墳との対話 出土品からみえるこの国のなりたち 加藤一郎 早稲田新書 990
発達障害を人類学してみた 照山絢子 診断と治療社 2,750 

以上

追悼 小澤征爾 ありがとうオザワさん~アンサンブルを確立するために

小澤征爾さんの訃報に接し、覚悟はしていたものの、ついにその日が来たかと胸が熱くなりました。

私が小澤征爾を意識したのは「直訴」ニュースでした。

既に「世界のオザワ」と認知していましたが、このニュースはハイティーンの私にはショッキングで、昭和天皇に「直訴」するほど何かに情熱をかける人に初めて出会ったのでした。

その頃はジャズばかり聴いていて、クラシックに能動的に接し興味を持ち始めたのは社会人になってからでしたが、その後小澤の自伝「ボクの音楽武者修行」を読んで、小澤ファンになりました。

自伝のなかで、ブザンソンの国際指揮コンクールで優勝するくだりがあります。

まったく知らない楽譜を渡されそれを短時間で暗譜してコンクールに臨むのですが、オーケストラの誰かがわざと音(メロディーやハーモニー)やリズムを間違えると、一旦演奏をストップしてそのことを指摘するといったコンクール内容に夢中になってしまいました。

指揮者が単なる「タクト振り」でないことを、改めて知らされましたが、私はその読書経験から、オーケストラのリハーサル風景もとても好きになりました。

とりわけ、小澤征爾のオーケストラリハーサルは珠玉の時間でありました。的確でユーモラスで、音楽を問わずアンサンブルを確立するためのリーダーはかくあるべきという模範でありました。

小澤征爾のライブ演奏には行く機会がありませんでしたが、録音媒体やコンサートやドキュメンタリーの映像を通して、ずっと彼と彼の音楽に接してきました。たまたま素晴らしい人が音楽に携わっていたというに過ぎないのですが、同時代を生きてこられてよかったといま感じています。

かれこれ半世紀も小澤さんにお世話になった私の人生でした、ありがとうございました。
謹んでご冥福をお祈りいたします 合掌

小澤征爾 ザ・リハーサル 1992

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小澤征爾ドキュメンタリー「わが街ボストン」

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ブラームス 交響曲第1番【小澤征爾 / サイトウ・キネン・オーケストラ

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チャイコフスキー弦楽セレナーデ【小澤征爾 / サイトウ・キネン・オーケストラ

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チャイコフスキー 交響曲 第6番「悲愴」小澤征爾

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小澤征爾&ボストン響 ドヴォルザーク 交響曲第9番新世界より
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【過去の拙記事】

https://toship-asobi.hatenablog.com/entry/66704467
直訴/田中正造小澤征爾山本太郎
https://toship-asobi.hatenablog.com/entry/65436663
小澤征爾さんと、音楽について話をする/村上春樹小澤征爾
https://toship-asobi.hatenablog.com/entry/63926588
チャイコフスキー:「弦楽セレナード」ハ長調
https://toship-asobi.hatenablog.com/entry/61529922
わたしが子どもだったころ小澤征爾
https://toship-asobi.hatenablog.com/entry/51900479
亡き王女のためのパヴァーヌ/サイトウキネンオーケストラ
https://toship-asobi.hatenablog.com/entry/19193184
ベートーヴェン「運命」/小澤征爾とNHK交響楽団
https://toship-asobi.hatenablog.com/entry/7186981
ボクの音楽武者修行/小澤 征爾

祝 藤井聡太王将のタイトル防衛とタイトル戦20連覇!

年頭から始まった将棋「第73期王将戦」のタイトルマッチ(7番勝負)は、藤井聡太(21)王将が挑戦者の菅井竜也(31)八段を4連勝で退け、3連覇を達成しました。

菅井竜也は、7人の実力者と総当たりの難関「王将挑戦者決定リーグ」戦を5勝1敗の最高成績で勝ち抜いたものの、残念な王将戦に終わってしまいました。印象としては、「藤井聡太という大きな岩が動かなかった」といった感じでしょうか。

1局が2日間におよぶ長時間のタイトル戦(名人・竜王・王位・王将戦)で、藤井聡太を負かすことは、鬼の棲家たるリーグ戦でトップになるより難しいことのようです。

これで、藤井八冠は大山康晴十五世名人(1963~66年に19連覇を樹立)を抜いてタイトル戦の連覇記録を歴代単独1位となる「20連覇」としました。

以下が、2020年度から始まった藤井八冠のタイトル戦の戦跡です。

この連続記録がいつまで続くのか、楽しみです。

将棋 タイトル戦 連続獲得記録ランキング
藤井聡太 20(2020-)★継続中★
大山康晴 19(1963-66)
大山康晴 17(1958-63)
中原誠  17(1974-78)
羽生善治 15(1997-00)
米長邦雄 9(1982~85)
羽生善治 9(1994-95)

目下、藤井は棋王戦のタイトルマッチ5番勝負を伊藤匠(21)七段と対戦中で、先日行われた第1局目は藤井聡太公式戦初の「持将棋(引き分け)」に持ち込まれました。藤井が先番で勝つチャンスだったのですが、同学年の若き挑戦者に粘られて勝負なしの引き分けになってしまいました。

藤井のタイトル戦連覇を阻止する棋士の一番手は、伊藤匠ということになるんでしょうかね。年度末まで戦われる棋王戦の今後の勝負の行方も楽しみであります。

また、名人戦の挑戦者を決める順位戦A級リーグのつばぜり合いも、残り一局を残すところになりました。豊島将之(33)九段が6連勝でA級を独走していたのですが、ここに来て2連敗を喫してしまい、2月29日の一斉対局で挑戦者が決まる運びとなりました。

豊島が6勝2敗で単独トップですが、永瀬拓矢(31)九段と菅井竜也が5勝3敗でそれに続いていて、この3人のうち誰かが82期名人戦の挑戦者になります。

順位戦A級の最終戦は、毎年静岡市浮月楼で一斉対局が行われるビッグイベントで、今年の大盤解説藤井聡太名人が担当し、イベントに大きな花を添えることになります。

https://www.city.shizuoka.lg.jp/143_000264.html
第82期A級順位戦最終局~将棋界の一番長い日~

ということで、藤井王将のタイトル防衛とタイトル戦20連覇に祝意を示したいと思います。おめでとうございます。

 

 

Vサインというより20連覇サインの藤井聡太