しあわせの径~本とアートと音楽と

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女子マラソン前田穂南と琴の若と藤井聡太の「アレ」が確実に

昨日の日曜日は、身内の冠婚葬祭で一日中ライブの社会情報と隔絶した一日でしたが、女子マラソン前田穂南と琴の若と藤井聡太の「アレ」が確実になっていたことを夜に知りました。

大相撲
大相撲初場所照ノ富士が優勝しましたが、千秋楽で13勝を挙げ優勝決定戦まで持ち込み敗れた琴の若の「アレ」が確実になったようです。

琴の若のアレとは、大関昇進ですが、大関昇進がかなわなかった同じ四股名の父親より確実に強い力士に成長しました。そして次の「アレ」を目指して精進してほしいものです。四股名は爺ちゃんと同じ琴桜にはしないのかな?

それにしても、今場所中に朝乃山(9勝3敗3日の休みで勝ち越し)がケガをしましたが、大相撲の土俵の高さとケガの相関関係が心配の種です。場所前に理事会が新しく編成されましたが、力士のケガについて理事会はどう思っているのか、聞いてみたいですね。

将棋「王将」タイトルマッチ
藤井聡太王将が、王将戦7番勝負で第3局を制し王将戦のタイトル防衛まであと1勝となりました。
藤井聡太の「アレ」は、ここで言ってしまうと叶わない可能性がありますので、達成後に記事にしたいと思います。

大阪国際女子マラソン
今年のパリオリンピックの出場枠をかけた大阪国際女子マラソン本大会でしたが、前田穂南(27=天満屋)が2時間18分59秒の日本記録で日本人選手トップの成績(大会で2位)で、パリ行のキップを確実なものとしました。

パリ五輪の女子マラソンの日本の出場枠は3枠ありますが、昨年のマラソングランドチャンピオンシップMGC)で優勝した鈴木優花(24=第一生命グループ)、2位の一山麻緒(24=資生堂)が既に獲得していて、3枠目は名古屋ウィメンズマラソン終了後に正式に決まりますが、「2時間21分41秒をクリアした上で最速の選手」という条件から、前田の五輪出場が決まったと言いきっていいでしょう。

日本記録は、野口みずきが2005年にベルリンでマークした2時間19分12秒を19年ぶりに更新したもので、大阪女子マラソンの(アップダウンや曲がりくねった)複雑なコースで樹立した2時間18分59秒は見事な記録と言えます。

レース前に目標を訊かれた前田は「アレ」と答えるだけで、「パリ五輪出場」だと私は思っていましたが、一夜明けた今日の記者会見で「目標は(優勝ではなく)日本記録更新だった」と答えていたのに驚きました。前田の「アレ」は日本記録更新でしたが、よほど自信があったのでしょう。

天満屋の武冨監督は「21年東京五輪前に故障。シューズにも悩まされてきたが、およそ1年の間でフィットし始めた」と語っています。

いまやあの底厚保の高速シューズが各メーカーから出されていますが、あの類のシューズはアマチュアが履くとシューズの反発力で足を傷めるそうですので、前田穂南のような東京五輪代表選手でさえも例外でなかったようです。

前田は、トラック記録は平凡なものですし、高校時代(大阪薫英)も1学年上の松田瑞生や1学年下の髙松望ムセンビとは違い全国高校駅伝都大路を実際に走ったことのない控え選手だったようで、天満屋に入ってから花開いた選手です。
なので、まだ選手生命に余裕がある選手だろうし、パリ五輪では手足の長い美しいストライド走法を全世界に披露してもらいたいところです。

現時点での前田の記録は、世界歴代47位だそうですが、これより上位にいる40人ほどの選手で金メダルが争われることになるのでしょうか。

いずれにしろ、パリの名所を巡ることになろうコースと日本代表選手の活躍ぶりが今から楽しみであります。

 

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