しあわせの径~本とアートと音楽と

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アッパレな尊富士の110年ぶりの快挙と若手力士の頭角で大相撲が楽しみです

春場所は荒れる」という言葉通り、2024年の大阪春場所は、実に110年ぶりという新入幕力士による幕ノ内優勝で幕を閉じました。

60年以上大相撲に親しんできて、新入幕力士が優勝した前例があったのかと驚きましたが、その前例を無視して、大相撲という今の機構が誕生して初めてと言っていい尊富士(たけるふじ・24歳)による快挙快挙でした。

14日目の朝乃山(30)の取組後、歩けなくなって車いすで花道を引き揚げた尊富士でしたから、優勝はおろか千秋楽の出場さえ無理だと思っていましたので、この優勝は二重の快挙だったと思います。アッパレ!

幕の内の一番下、前頭十七枚目での優勝って前例がないことないでしょうから、来場所の番付がどこまで上がるのかがとても興味深いところです。小結とか前頭筆頭くらいでもいいのじゃないかと思います。盛り上げないと。

実のところ、このところ私のひいきの関取衆(貴景勝、朝乃山、宇良、王鵬など)が元気がないので大相撲中継はあまり見なかったのですが、急きょ14日目から注目し始めました。

気が付けば若手の有望力士が実力を付け出し始めて、面白そうだと思い始めました。

とりわけここ2場所で頭角を現してきた尊富士や大の里が魅力的な若い力士だと思っています。

そのラインナップが以下の通りです。

尊富士(24)伊勢ヶ濱部屋 青森県五所川原市出身 鳥取城北高等学校 日本大学
大の里(23)二所ノ関部屋 石川県出身 新潟県立海洋高等学校 日本体育大学
王鵬(24)   大嶽部屋 東京都出身 埼玉栄高校
熱海富士(21)伊勢ヶ濱部屋 静岡県熱海市出身 飛龍高等学校
伯桜鵬(20)宮城野部屋     鳥取県倉吉市出身 鳥取城北高等学校
琴ノ若(26)佐渡ヶ嶽部屋 千葉県松戸市 埼玉栄高校

落合ことは肩の手術から復帰していますし、皆故障を持ちながら努力を続けているようです。尊富士の足の故障が気がかりですが、しっかり治して土俵に上がってほしいものです。

以前から主張していますが、これだけカガ人が多ければ、かつては存在した「公傷制度」により番付が大きく下がらない仕組みを設けるとか、土俵の高さや土俵下のクッションの設置とかの工夫をしてもらいたいと思っています。

相撲協会の最も大切な資産は力士ですので、彼らの健康問題が解決しなければ大相撲はすたれてしまうと思うのですがいかがでしょう。ケガが増えると、勝ち星を金で買うなどといった八百長問題もまたぶり返す危険性をはらんでいます。

夢を持った海外からの出稼ぎ力士も、大相撲を魅力に思って来日しなくなりますから、力士の確保や育成に苦労することになります。

ということで、とりあえずは上の一覧に挙げた20歳から26歳くらいまでの若手の有望株(以下に画像を貼りました)の活躍を、来場所からウォッチしたいなと思っています。みなケガなくガンバレ!

 

大の里(23) 身長193cm、体重175kg

王鵬(24) 身長191.0cm、体重176.0kg

熱海富士(21) 身長186.0cm、体重181.0kg

伯桜鵬(20) 身長181.0cm、体重153.0kg

琴ノ若(26) 身長189.0cm、体重172.0kg