いつか訪れたいと思っていた一宮の「三岸節子記念美術館」に行ってきました。当美術館は節子の生家を尾西市(当時)が買い戻して1998年にオープンしました。
三岸節子は1905年に後の尾西市、現一宮市に生まれ1999年に亡くなりました。生涯現役の画家でありました。
もうかなり前ですが、私が最初に惹かれた作品は三岸が女子美時代に描いた「自画像」でした。今回はレプリカが展示されていましたが、私はこの作品の現物を神戸のは御影の香雪美術館で開催された「三岸節子展」(2016年5月)でお目にかかりました。
現在「自画像」は長野県立美術館:2024年3月16日(土)~5月12日(日)に貸し出し中で、その後、碧南市藤井達吉現代美術館:2024年5月25日(土)~7月7日(日)に巡回されるそうです。
三岸節子の作品と出会うたびに、その大胆な色使いと筆使いに憧れ続けています。とりわけ、彼女の風景画と静物画が私を激しく魅了します。
世の日曜画家の最後尾にいる私ですが、節子には近寄れないないので、真似してみようかと思っています。
今回は「花より花らしく」というコレクション展(入場料320円)が開催されていました。「花」以外にも、風景画や静物画の展示もあり、展示数は少ないもののたっぷり楽しめました。
名古屋城に行ってその近辺でお土産をあさりたいと言っていた妻も、三岸節子とその作品にすっかり魅了されたようで、一宮に足を運んだ甲斐がありました。