「美術手帖」ウェブ版によりますと、銀座でマティスの本物油画が無料で見られるそうです。
https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/29635
今年が没後70年にあたるアンリ・マティス(1869〜1954)。その作品を無料公開する展覧会「マティス ― 色彩を奏でる」が、東京・銀座一丁目にあるポーラ ミュージアム アネックスで始まった。会期は10月27日まで。
アンリ・マティスは20世紀を代表する画家のひとり。フランス北部に生まれ、パリへ出て美術学校などで学んだ後、1905年のサロン・ドートンヌに原色を多用した荒々しい筆致による作品を出品。「フォーヴ」(野獣)の画家と評された。1917年以降は制作の拠点をニースへと移し、地中海の明るい光のもと、あざやかな色彩によって室内の女性像を数多く制作。晩年には、戦争や自身の病といった困難のなか、「切り紙絵」の手法を採り入れて意欲的に作品を制作し、挿絵本『ジャズ』やロザリオ礼拝堂の装飾プログラムなど、精力的な活動を見せた。日本ではここ2年で「マティス展」(東京都美術館、2023)、「マティス 自由なフォルム」展(国立新美術館、2024)が開催され、大きな注目を集めたことは記憶に新しい。
本展は、ポーラ ミュージアム アネックスが入るポーラ銀座ビルの15周年を記念するもの。ポーラ美術館所蔵のマティス作品が銀座に集結した。
マティス ― 色彩を奏でる
会期:2024年10月4日〜27日
会場:ポーラ ミュージアム アネックス
住所:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階
開館時間:11:00〜19:00(10月13日・14日12:00〜) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:10月7日、15日、21日
料金:無料
「マティス?知らんけどタダならちょっと見てくるわ」という環境におられる方は散歩がてらに、あるいは銀座に買い物に行かれたついでに、ポーラ銀座ビル3階に足を延ばしていただきたいと思います(うらやましい)。開館時間と休館日にご注意ください。
全国で秋から冬にかけ美術展が始まります。特別展でなくとも、常設作品を見るとか公募展の入賞作を見るとか、いろんな楽しみ方ができますのでぜひ足を運んでいただきたいと存じます。
これ意外なんですが、海外からの観光客はほぼいませんし、大人気の特別展を除くと、静かで安くて、とても気持ちの良い空間を満喫できます。
ということで、30点ほどの油画と版画の展示ですが、まずは無料のマティス美術展のお知らせでありました。